村での滞在3日目の早朝に、近所の叔父さんの家のマンゴーの木にたくさん赤蟻がいるとのことで、叔母と一緒に赤蟻採集に行きました。
いつも食事に出てくる赤蟻、採集の様子はこの日が初めてでなぜか大興奮。
マンゴーの木から赤蟻を採集する
赤蟻採集する時には長い棒の先に籠のついたこれ(写真の道具)を使います。タイの田舎に行くと時々見かけますよね。
どうやって採集するのか見ていましたが、蟻が集まっている辺りに差し込んで、トントンしながら籠に落としていく感じでした。
自給自足での調理が始まる
その後、叔父さんの家で一緒に調理して食事をしようということになりました。既に鶏肉と食用カエルが準備されており、皆で分担して調理が始まりました。
タイに来てから感心することは、私の知るタイ人は誰でも料理を手際よくこなすということです。特に田舎で育った人たちは、子供のころから料理を作っているからか、皆上手、夫も料理には慣れているので何でもささっと作る様子を見て毎回関心します。
開放感たっぷりの調理風景は見ていてとても面白いです。私は慣れていなさすぎるのでこの日は見学者。
見事なるイサーン料理
完成した料理がこちらになります。見事なイサーン料理!!
一番奥が、味付けされた鶏肉の炭火焼き、中央にある葉のお浸しのようなものは、野菜をニンニクと塩で漬けたようなもので、タイのキムチと言われています。塩分が良く効いていておいしいです。実は私が食べれたおかずはこの2つだけでした。
緑のスープのようなものは、一体何かよくわからなかったのでやめておきました。
お皿に入った茶色いのが早朝に採取した赤蟻です。
採れたての新鮮な赤蟻を、レモングラスと炒めたものです。この村の人たち曰く、これが非常においしいとのことで、隣の皿に乗ってる葉っぱ(近くで収穫した)に包んで食べると最高だと。この辺りではかなりの高級食材に該当するようです。
満腹になったらいつもの憩いの場で昼寝、村の暮らしって感じです。そしてやっぱり村出身のイサーン夫はこの村が良く似合ってるなって見ていて思いました。
私はまだキョドることもあり慣れませんが。
夫の実家で最後の食事
村での滞在最後の食事、3日目の昼食は夫の実家でいただきました。
夫の実家には妹夫婦と娘が一緒に住んでおり、お婿さん(妹のご主人)が調理をしてくれました。(タイは男性が女性の家に入ることが多いようです)
早朝にお母さんが山で採ってきたキノコです。
緑のお皿は、レバーと野菜の炒め物のようなものでした。これはどちらも非常においしくて、たくさん食べてしまいました。
村でのソンクラーン行事
コロナの影響もあり、大々的に行事はなかったのですが、お寺でパレードやお経があったり、小さくそれらしきものがありました。
タイの旧正月を初めて体験しましたが、皆家族でのんびり食事をしたりして過ごす、そんな感じでした。お酒が好きな人は永遠と飲み続けて酔っ払いで倒れてたり・・・・。
水かけというものは特に体験できなかった、と思っていましたが、村から我が家までの帰り道で子供たちの水かけに何度も遭遇しました。タイの田舎の道沿いに子供たちが横に並んで人が通るのを待ち、通過する時に隠していた水をぶっかける、これはタイの田舎では恒例なのだとか・・・。
帰り際に、夫が寺籠りしていたそのお寺でちょうど行事があったので参加しました。
私と結婚する前に長い間この寺で僧侶をしていた夫、この度嫁を連れて来た(私の事)とのことで、おばちゃんたちに囲まれながら歓迎してくださいました。ご挨拶もできてよかったです。
ちょうど行われていた水かけの行事も体験できて、嬉しかったです。楽しい旧正月の思い出になりました。