妊娠・出産・流産

【再び妊娠】日本帰国までのタイでの妊婦健診の記録。

前回流産したのが2022年4月の末でした。それから5か月後に再び妊娠しました。前回の流産は完全流産と言う形で自然に内容物が全て排出したので流産手術をせずに済みました。

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流産後しばらくは心身ともに大きなダメージではありましたが、直ぐにスリンに引っ越しになったり、夫と2か月ほど離ればなれの生活になったり、再びまた子を授かりたい気持ちはありましたがなかなか状況が整わない日々が続きました。スリンからサムットプラカンに引っ越し後、また9月から一緒に生活を初めてから直ぐのこと、再び子を授かれたことにまずは感謝です。

妊娠中の身体の変化についてはまた別の記事にしてまとめてみたいと思います。ここでは日本に帰国するまでのタイでの妊婦健診の記録を付けてみました。

現地のタイ人が行くレベルの病院での妊婦健診についての内容として参考となれば幸いです。

里帰り出産(日本で出産)を選択した理由

単純に、住んでいるところが田舎すぎて不安が大きかったためです。上げればこんなかんじになります。

  • 出産できる病院が近くになかった
  • 流産経験がある
  • 高齢出産に該当する
  • 初期検査にて絨毛膜下血腫が出ていた
  • タイ語(イサーン語)がまだ出来なさすぎる

以前の流産経験から、なるべく早めに里帰りして日本の病院で健診を受けたいと思っていたので、中期に入ってすぐに日本に帰国しました。

今回は、それまでにタイで受けた妊婦健診についてまとめています。

サムットプラカンでの妊婦健診【チュララット3国際病院】

今回はサムットプラカン在住時に妊娠したので、どこに受診しようかと探しました。結局、住んでいるアパートから一番近かったチュララット3国際病院へ。

事前に夫に健診の価格等聞いてもらいました。私立なのでやはり高めでしたが、前回の流産のこともありましたので、なるべくちゃんとした病院で?しっかり見てもらえるならと思い、とりあえず行ってみることに。

産婦人科は2階にあり、初回の健診を受けました。

英語のできる看護師はほとんどいませんでしたが、担当の医師は英語が出来ました。言葉の問題もあると思い、事前に現在までの妊娠状況をタイ語に翻訳したものを準備して行き、その紙を渡しました。

初回の健診では、血圧、体重、身長、超音波経腹エコー、血液検査(夫婦共)、医師との診察。

実は初回健診に行くタイミングを前回の流産経験から少し遅めにしました。早すぎると胎児の心拍すら確認できない事、確実に心拍が確認できるであろう8週以降を考え、既に受診した時には9週目でしたが、無事に心拍を確認。

12週目までは流産の可能性はあると勉強していたので、日々覚悟はしていましたが、医師曰く今回は大丈夫だと思うよ、と。

ただ、胎盤が完成するまでに起きる絨毛膜下血腫があると言われ、経過観察が必要と。もし出血したらその影響だと、だんだん小さくなって吸収されていくそうですが、一緒に流れて流産してしまう可能性もあるそうです。

大きな病院だったのでかなりの患者がいたこと、そしてものすごく待ち時間が長くてそこが難点でした。

無事にしっかりと健診してもらえたのでよかったですが、かなり高くてびっくりでした。

血液検査の結果は2週間後の健診時の予定でしたが、次の週に既にウボンに引っ越しをすることになったので早めに血液検査の結果をもらいに行き、もう1度エコーで見てもらい、胎児の無事を確認してから妊娠10週目くらい(本来であれば一番安静にしておきたい時期)にサムットプラカンからウボンの夫の故郷に引っ越しすることとなりました。

チュララット3国際病院での妊婦健診の価格

初回の健診

血液検査(夫婦) 2,450バーツ×2人=4900バーツ
診察料と薬(葉酸)代 1,125バーツ

合計6,025バーツでした。

2回目の健診

破傷風予防注射1回目、診察料、薬代 1,168バーツ

合計1,168バーツでした。

初回の健診はやはり高かったですが、2回の合計で7,193バーツとかなり高額。担当の医師料だけでも500バーツと書かれていましたので、特別な検査が無くても毎回1,000バーツ前後はかかるのだろうと思います。

続いて、ウボンに引っ越し後の3回目以降の健診は下記にて。

ウボンの農村部での妊婦健診【村のコミュニティ病院】

引っ越し前に気になっていたのは、果たしてこれから住む予定の夫の故郷の村に妊婦健診してもらえる病院があるのか?ということでした。

でも村では夫の妹も出産しているし、割と若い女性もいるし小さな子供もたくさんいるのでどこかしらでどうにかなるのだろうとは思っていました。

絨毛膜下血腫があると言われていたので、超音波エコーがある病院で見てもらった方が良いとサムットで医師に言われていたので、そのことも頭に入れておいたのですが。

実際に引っ越しをしてから、住んでる家からモーターで5分程度の距離に村のコミュニティ病院がありました。そこで妊婦健診してもらえるとのことでしたので、引っ越して2週間くらいでしょうか、妊娠14週目頃にまず1度行ってみることに。

このコミュニティ病院での妊婦健診の内容については別の記事でも書いているのでこちらも参考に。

ビタミン剤
タイの田舎の村のコミュニティ病院にて妊婦健診。村に引っ越してきてから、コミュニティ病院にて2度目の妊婦健診に行ってきた。...

びっくりしたのはこのコミュニティ病院での妊婦健診はお金が一切かからなかったことです。公立病院なら元々安いとは聞いていましたが、ここは無料でした。

田舎の農村部なので、設備はほんとに最低限、エコーの機械も無くて、胎児の心音を聞くエンジェルサウンズ?のような機械があるのみ。あとは女医さんの診察。その女医さんがとても良い方で、これまでのどこの病院よりも安心感を感じました。

私立病院での健診は高かったでしょう!がまず第一声でした。

このコミュニティ病院での健診内容は、受付を済ませたら身長、体重、血圧検査、その後尿検査を毎回行います。次に、順番に呼ばれて診察室での診察があります。

私は妊娠初期の段階で2回ほどこの病院で健診を受けました。

多分鉄剤だと思いますが、薬ももらえました。無くなればいつでも貰いに来てね、と薬代も無料です。

タイの妊婦健診では破傷風の予防注射を打ちますが、この注射も無料でした。

タイ人の妊婦さんは必要最低限の健診しかしないのだけど、あなたは日本人だから出来る限りの検査をしておいた方がいいと思うとアドバイス貰いました。

その場合、超音波エコーをするには少し離れたまた別の病院に行く必要があるそうで、そのタイミング(中期頃)で予約も入れてもらえる感じでした。

私はちょうどそのタイミングで日本に帰国を考えていたので、結局中期に入っての検査はせずに日本に戻りました。果たして絨毛膜下血腫はどうなったのか?もうわからないまま、帰国前にわずかな胎動を感じ始めたので、胎児がなんとか無事であることを信じながら日本に帰国することとなりました。

離れた別の病院での超音波検査はまた別に1,000バーツくらいかかると言われたので、そういった検査を希望する場合には別にお金がかかるのかもしれませんが、多分村で妊娠して出産したとしてもかなり安く済むのではないかと思います。

その辺り、とても気になるのでもし次授かったときにはタイでこの農村部での出産を経験してみたいです。

ウボンの農村部での妊婦健診の価格

診察 無料
破傷風2回目 無料
無料

ということで、農村部での妊婦健診は一切お金が必要ありませんでした。

以上が日本帰国までのタイでの妊婦健診の記録となります。

日本では夫の血液検査は普通しないと思いますが、タイでは夫婦共に血液検査をする違いがあったり、破傷風の予防接種をする必要があったり、子宮頸がん検査は産後であったりと、日本とタイでの妊婦健診の内容も少し違うことを知りました。

他にも比較として、日本帰国後の日本での妊婦健診の記録についても、別の記事にして紹介したいと思います。