スリン(サノム群)での生活

【理想と現実の違い】理想だった田舎のエコ暮らしを実際に体験してわかった事実。

スリンのド田舎で暮らす「タイの家」には、エアコンもシャワーも洗濯機も付けようと思えば付けれるのですが、この“何も無い状態”のタイの家での暮らしを体験してみたくて、暮らしているという事実があります。

住むことになった「タイの家」を紹介します。2022年6月1日、予定通りにスリン県に無事引っ越しました。生活拠点はスリンの市街地から約40㎞離れたド田舎でした。まぁ来て見てびっくり!!...

実はずっと理想だった田舎でのこういうエコな暮らし、実際暮らしてどう感じるのかを知りたかったのです。せっかくそんな状況に今回たまたま巡り会えたので、これはチャンスだと思いました。来て早々の羽根突き虫騒動でやっぱりもう無理だとも思いましたが、そこで終わらせなくてよかったです。

ツイッターで、こう言う暮らしをしています!とつぶやいたら、どうしてそんな究極な暮らしをしているのか?せめて網戸や温水シャワーは必要ですよ!と言う声をいただきました。

形だけの「タイの家」形だけの「タイの家」

そもそもこの家に永住するつもりはないですし、周りには都市にあるような豪邸や、もっと酷い家もあります。 田舎だから無いわけではなく、周りの家や家族を見ても、皆自分に合った心地の良い暮らしを選んで生活しているように感じます。

“何もない状態”を経験した上で、結局どういう家でどういう暮らしをしたいのか?必要なもの、不必要なものを判断してタイで暮らすために自分達に合った心地よい暮らしができる家を、将来作るための体験がまさに、今置かれている形だけのタイの家での暮らしなのです。

全てにおいて不自由のない贅沢な暮らしは時には味わいたいけれども、生活するには私たち夫婦には全く似合っていないのです。

夫の実家夫の実家

そもそも夫の生まれ故郷と育ちはこういう家で、私にとっては理想であった自給自足でエコな暮らしだと思っていましたが、 この村やこの形だけのタイの家での暮らしを経験したら、実際は想像以上に過酷である事実を肌で感じる事が出来ました。

そこからどういう家を作るかがこれからの計画だったりもします。そう、私たちのこの先にある目標は、夫の故郷の村に家を造って暮らすことなんです。だから、ここサノムでのノー家電のタイの家での暮らしこそ、村暮らしをする上での事前練習であると感じました。

理想だった田舎のエコ暮らし、実際に経験してわかったことは、とにかく想像とは全く違う過酷さがあったことです。それをすべて覚悟したうえで暮らせるかどうかなんだなって・・・。

だからもしかすると、理想はそのまま理想として理想のままにしておくことの方が幸せだったりもするのかもしれません。理想を現実化した時には後悔という文字が消えますが、それ自体(理想を現実化させてしまったこと)が後悔だったりもするのが、理想と現実の違いであると感じました。