日記

タイの田舎の理髪店から学ぶ、シンプルイズベスト。

ウボンの理髪店ウボンの理髪店
ウボンの理髪店ウボンの理髪店

ウボンに住んでいたころ、夫の散髪について行ったことがあります。タイの田舎の地元民が行く普通の床屋です。この床屋はおばちゃんが一人で営業していて、メニューはカットのみとシンプル。カットの価格は大人が80バーツ(≒270円)、子供は40~50バーツ(≒150~190円)。

店の看板には男性用ヘアサロンと書いてあるけど、若い女の子も来るようです。夫の順番の前に若い女の子が椅子に座っていたので見学してみると、今時の刈り上げスタイル(髪の毛の多い子が耳から下部分を刈り上げるスタイル)をオーダーしていて、これも80バーツでした。

次は夫の順番で、所要時間10分程度でした。洗髪はなく、ドライカットと髭剃りで終了。髭剃りはとても丁寧だったし、なんか超シンプルで無駄のない床屋、ちょっと感激してしまった。前の女の子も夫の髪形も、タイではよくある「これはないでしょう・・・」なんてことはなく普通の仕上がりです。

メニュー表メニュー表
店内の様子店内の様子

よく見ると、メニュー表にはカラー100バーツと書いてあるけど、洗髪台は埋もれていてとても使用できる状態ではない感じ、多分カラーする人いないんだろうって勝手な思い込みをしながら、程よく客が来店して、暇なくおばちゃん一人でひたすらカットし続けてる様子を見ると、価格は安いけどこの来店率でと計算したら・・・多分繁盛してると思います。

日本のヘアサロンも最近は1000円カットが流行ってるし、結局こういうシンプルなのが一番だなって思いました。まずはカウンセリングシートを・・・なんて出される店にはもう行く時代ではないのかも。

20歳前後の若かりし頃、2〜3時間かけてカラーにパーマにと色々して1~2万円近くも支払っていた時期があったけど、時間もお金もよくそこまでかけれたもんだと過去の自分に笑ってしまいます。そもそも日本では美容業界は競合の世界なので、リピートを掴むということが目的になっており、どうにかこうにか気に入られようと逃すまいとあれやこれやとやってくれるのだけれども、あれめっちゃ疲れるよね、という話。

タイ人は親切で余計なことまでしてくれる割に、この床屋は探しても見つからないほどの無駄のなさで逆に気持ちよくなってしまい、さらには「これぞ!」と感激してしまいましたから。

日本で時々見かける、立派な店なのになぜか客が来ない、という残念な店に見てほしいと思いました。タイの田舎で暮らしてみると、日本ほど余裕のない環境ゆえか、考え方がずいぶんシンプルに整えられてる気がします。こんなとこでビジネスが学べるなんて思ってもいませんでした。